言葉を奏で、音楽を読む(音楽書)
春秋社音楽学叢書/世紀転換期の〈フランス・オペラ〉をめぐって
春秋社
文学者と作曲家が直接コラボレーションする際、どのような創造性が生まれるのか。文学と音楽の諸領域の研究観点から描き出してゆく。
- 収載曲
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- 序 論 「言葉を奏で、音楽を読む」とは?(林信蔵)
- 第1章 小説家が主導するオペラ共作――理論的言説・往復書簡・手書き楽譜草稿(林信蔵)
- 第2章 フランスにおける散文オペラ論の諸相――グノー、ブリュノーからドビュッシーへ(成田麗奈)
- コラム1 アルフレッド・ブリュノーを探して(寺田寅彦)
- 第3章 ドイツの音楽家視点から眺めた近代フランス・オペラ略史――《タンホイザー》パリ初演から《カプリッチョ》初演まで(広瀬大介)
- 第4章 「オリエント」を読む、描く、演じる――近代フランスにおける異国趣味の拡張と反転(福田美雪)
- 第5章 ベル・エポックのオペラが照らした奇跡の物語――マスネが奏でたアナトール・フランスの文学(笠原真理子)
- 第6章 物語論とオペラ――ゾラのオペラ台本における紋中紋(中村翠)
- 第7章 音楽の紋中紋――ケクランが《ペルシアの時》で描く「想像の旅」の始源をめぐって(川上啓太郎)
- コラム2 ランボーとヴェルレーヌの「オペラ」(倉方健作)
- 第8章 モーリス・バレスのワーグナー受容――《パルジファル》を中心に(田中?三)
- あとがき
- 註
- 索引
1 序 論 「言葉を奏で、音楽を読む」とは?(林信蔵)
2 第1章 小説家が主導するオペラ共作――理論的言説・往復書簡・手書き楽譜草稿(林信蔵)
3 第2章 フランスにおける散文オペラ論の諸相――グノー、ブリュノーからドビュッシーへ(成田麗奈)
4 コラム1 アルフレッド・ブリュノーを探して(寺田寅彦)
5 第3章 ドイツの音楽家視点から眺めた近代フランス・オペラ略史――《タンホイザー》パリ初演から《カプリッチョ》初演まで(広瀬大介)
6 第4章 「オリエント」を読む、描く、演じる――近代フランスにおける異国趣味の拡張と反転(福田美雪)
7 第5章 ベル・エポックのオペラが照らした奇跡の物語――マスネが奏でたアナトール・フランスの文学(笠原真理子)
8 第6章 物語論とオペラ――ゾラのオペラ台本における紋中紋(中村翠)
9 第7章 音楽の紋中紋――ケクランが《ペルシアの時》で描く「想像の旅」の始源をめぐって(川上啓太郎)
10 コラム2 ランボーとヴェルレーヌの「オペラ」(倉方健作)
11 第8章 モーリス・バレスのワーグナー受容――《パルジファル》を中心に(田中?三)
12 あとがき
13 註
14 索引
- 商品詳細
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商品説明 作家と作曲家が直接コラボレーションするとき、どのような融合や摩擦が起こり、創造性が生まれるのか。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、「フランス的な音楽劇」を語り、奏で、創造しようとした芸術家たちがいた。エミール・ゾラとアルフレッド・ブリュノー、アナトール・フランスとジュール・マスネ、ピエール・ロティとシャルル・ケクラン、モーリス・バレスとリヒャルト・ワーグナー……さまざまな作家と作曲家たちの軌跡を、ドイツ語圏を含むオペラ受容史を含む多角的な視座から読み解く。商品番号 OS00083420 ジャンル 書籍・辞典 サイズ 四六 ページ数 312 編著者 林信蔵、中村翠、川上啓太郎 初版日 2025年10月30日 ISBNコード 9784393932414
